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留学生の4人夢の大学進学 佐賀で勉強、ベトナム人女性
日本の大学への進学を目指し、1年半前から佐賀市内で共同生活をしていたベトナム人女性4人が、国公立大の私費外国人留学生入試に合格した。アルバイトで生活費を稼ぎ、学費をためながら日本語学校でこつこつと学び、難関を突破した。 4人はグエン・ティー・ミン・ハンさん(21)(宮崎大農学部)、レー・ホー・フォン・タオさん(21)(大分大工学部)、ブオン・ティー・フエンさん(20)(北九州市立大国際環境工学部)、レー・ティー・トゥエットさん(20)(長崎県立大経済学部)。 いずれもベトナムの高校を卒業後、2007年に日本への留学を目指して同国・ホーチミン市にあるドンズー日本語学校に入学した。同校は私費留学希望者を毎年150人ほど日本に送り出しており、4人は寮で生活しながら、数十人の同級生と毎日10時間以上、日本語や数学などを勉強。08年9月、外国人向けの日本語学校がある佐賀市に来た。 アパートの1部屋に4人で入居。午前中に日本語学校に通い、空いた時間にそれぞれキムチ工場やハンバーガー店、パン店などでアルバイトをした。実家は農家などで貧しく、仕送りがないため、進学先を学費の安い国公立大に定め、昨年11月までに日本人受験生の大学入試センター試験に相当する日本留学試験を受験。今年2月までに1人3、4大学の私費留学生入試を受け、全員合格した。 母国に両親と妹弟2人がいるタオさんは、バイオテクノロジーの進んだ日本でワクチンのことなどを勉強したいという。「日本の大学で学んだことを生かし、将来はベトナムに貢献したい」と目を輝かせ、1日、大分市に引っ越した。 ハンさんが早朝にアルバイトをしていた佐賀市のパン店「王様のブリオッシュ」の北島早渡子販売部長(52)は「弱音も吐かず、遅刻することもなかった。家族や国のために頑張ろうとする姿勢に、我々が失いかけている大切なものを感じる」と話していた。
